住宅を買うなら、自分だけの基準を持とう

住宅

元ハウスメーカー&家具屋のやっちです。

家を買ったので過程をまとめています。

今回は、家を買う際の基準決めについてです。船出で言えば、地図を作るようなもの。地図があると、自分がいる位置や向かう方向性がわかりますよね。

地図がないと、自分の位置がわからなくなったり、外からの情報に翻弄されて混乱します。

基準決めは非常に重要なので、家を買おうと思っている人の参考になればうれしいです。

 

家を決めるために自分だけの基準を持つ

家は一生に一度の買い物と言っていいほどの額です。

なので、購入は慎重に進めるはずなのですが、どうも自分の意図とはちがった買い物をしてしまう人がいるようです。

なぜそのようなことが起きてしまうのか。それは、世間体を基準にしてしまう、あるいは営業の言うことを基準にしてしまうことが理由です。

自分の家なのに、他人を基準にしてしまうなんてことが本当にあるのか? はい、あります。

住まいでもっとも重視するものを聞いた2400名へのアンケートによると、「買い物施設や病院など利便施設の充実38.5%、「通勤のしやすさ」18.8%、「治安」17.1%といった結果が出ています(全宅連「住まい方の意識トレンド調査」2019年3月)。

こういうのを見て、「そうか、施設の充実は大事だな、そうそう、通勤もしやすいほうがいいし、治安も大事だ。これらを重視しよう」と思う人がいるとしたら、それが他人を基準にするということです。

ちなみにやっち家は、音漏れしても大丈夫そうな環境か、防音室の施工はしやすいか、を重視し、その上で、エリアと価格を見ました。

妻が音楽をやっていること、そして私が大の映画と歌うこと好きで、家で思い切り音を出せたら幸せと思っていたのです。

家を巡っていると、営業さんがそれぞれの家の良さを伝えてくれます。見た目ではわからなかったメリットもどんどん理解できます。

だからこそ、自分たちがそもそもなぜ家を買おうと思ったのか、その原点が埋もれてしまうことがあるのです。

この点については要注意で、どんどん話が進んでくると、なぜか人は妙に自分を納得させようとします。

 

買ってよかったということにしてしまう不思議

車や家具家電などを買ったとき、もっとほしいものが後から見つかって、本当はほしいのに、買ったものを正当化して自分を納得させることってありませんか?

家を買う時は、まさにその現象が起こりえます。大きな買い物なのでなおさらです。

これは、認知的不協和という現象がおよそ当てはまります。

認知的不協和とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

Wikipedia

ダイエットしたい人が、なんだかんだとお菓子を食べようとしますよね? そのときに「頑張ったからご褒美」ということにしたのなら、矛盾する認知を抱えたことになります。なぜなら、カロリー消費をするためのダイエットなのに、カロリー摂取により元に戻ろうとするからです。

それで、家の場合はどうなのか?

先ほどのアンケートの例で言えば、元々、周囲に何もない静かな環境を望んでいた人が、営業に「周囲の施設が充実していて暮らしやすい環境ですよ」と言われたことがきっかけで決めた家で、「買い物しやすいほうがいいものね。ここに決めてよかった」と考えるようになったなら、それは認知的不協和になりえます。

 

基準が、方向を決めてくれる

自分の基準さえ持つことができれば、あとはブレずに住宅購入の検討ができます。

道草をしたとしても、戻ってくればいいのです。

基準決めは極めて重要なので、自分あるいは家族との対話を普段からしておくといいでしょう。

他人もしくは本やネットのパワーは強烈です。ブレないためには、心してかかる必要があります。

どうせなら、自分にとって最高の買い物をしましょう。

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