Discover Japan:西野さんインタビュー記事から学ぶ、枠を超えた考え方

純愛伝道師のやっちです。
Discover Japanという雑誌をご存知でしょうか?
日本の伝統や地方創生、日本の文化を知るのにこれほど素晴らしい雑誌はないのではと思っております。
今回の特集は2016年で絵本作家として圧倒的に世に名を知らしめた、西野亮廣さんについて。

 

 

西野亮廣という人の周りの評価の変化は目を見張るものがある

西野亮廣さんはキングコングというお笑いコンビでツッコミ担当をする漫才師。
そう思っている人が大半だったはず。
今はどうでしょうか?
クリエイター、絵本作家としての西野亮廣さん。そんな印象が強い人が多いのでは?

おとぎ町ビエンナーレ

僕がクリエイターとしての西野さんの認識をもったのは一昨年に話題となった「おとぎ町ビエンナーレ」という町を創り世間を賑わせたのが発端だった。

その時は、「人気お笑い芸人が何か別のイベントをやっているんだ」そんな軽い認識だった。

このおとぎ町ビエンナーレこそ実際に埼玉につくっている町、「おとぎ町」の原点であり、西野ワールドが世に浸透していく引き金となった。

渋谷ゴーストバスターズ

僕が益々西野さんの天才的なひらめきに心を奪われたのは同年10月に行われた渋谷ゴーストバスターズ。
これは、近年騒がれる渋谷のハロウィンイベント後に残るゴミ問題を解決する全く新しい取り組みだった。
あらゆる自治体が「ゴミを出すのを防ぐには?」を前提にして悩みに悩んでいたにも関わらず、
西野さんは、
ゴミがないと成り立たないイベントをつくる
ここに着手。ゴミをむしろみんなにとって喜ばしいものとしたのです。
そしてさすがと思ったのはゴミをゴーストに見立て、それを回収するゴーストバスターズを結成したこと。
何者だよ!天才か!って心で叫んだことを覚えています。
さらに驚愕。
その回収したゴーストをどうするか?
集めたゴミを巨大なアート作品をつくるための材料として、「ゴミ拾い」を「アートの材料集め」に変換したのです。
もう、この時には僕は泡吹いて倒れてました。
仕掛けが綿密すぎる。そう、仕掛けが美しすぎてまるで映画を観ているようだったんです。

絶好のタイミングのオンラインサロンとその驚愕の運営

この時期、西野さんはオンラインサロン開設をスタートさせます。今ではそこに集ったメンバーがことあるごとに西野さんの活動のサポートをしております。僕は9ヶ月ほどその場所にいてみたのですが、ここでも天才かと思ったことがありました。それは、
何かを世に生み出すタイミングで、メンバーにどちらが良いか、どのデザインが良いかなどを聞く。

これ一見当たり前のようなんですが、

100人以上いるネットワークの中で、どれがいいと思う?って聞くのって、

街を歩く人に一人一人アンケートを取る行動を、超速スピードで行うようなもの。

消費者へのマーケティングリサーチを、消費者に直接聞き、ものの数分で情報を得てリリースするという神業に出た。消費者が欲しいものは、当然消費者が買う。だから消費者に聞く。天才。

僕は天才って、全く新しい何かを生み出したり、大きな偉業を成し遂げたりする人もそうですが、

身近な問題を、みんなが楽しめる何かに魔法のように変換してしまう人ではないかと思うんです。

そもそも「何かを問題とする」こと自体が一方的な決め込みだったりするんですが、その辺りはここでは掘り下げません。

やる理由さえあれば人はやるし、集まる理由さえあれば、人は集まる

今回のケースでは渋谷ゴミ問題。

西野さんが校長を務める「サーカス!」という本当におもしろい学校をつくる活動では、軍隊教育がもたらす教育問題に着目。

おとぎ町をつくろうとしている埼玉県の土地は、建物が建てられない場所だったんですって。

だから不動産ではなく稼動産をつくるという、「仕方ないから別の場所を探す」とはならない発想。「人が集まらない」という問題に、「集まる理由」をつくった。天才です。

 

そんな天才クリエイターをつらつらとご紹介させていただきました。どれだけ天才かご理解いただけましたでしょうか。

 

前置きはこの辺にします。(長いですね)

いいものを作ったあと、届けることの大切さ

西野さんのインタビュー記事。
何もかも感動したのは言うまでもないのですが、ピックアップしたかったのがここ。
『いいものを全力でつくるのと同時に、
どうやって多くの人に届けるか、考えてないと。
生みっ放しで育児放棄はダメですからね。』
by 西野亮廣

最愛の作品を最高に認知度が上がるように仕組みをデザインする。

特にリリースはタイミングが命。

どれだけ西野さんがそこに気を使ったか、計り知れません。

いわゆる世に知られるマーケティング手法は山ほどあると思うんですよね。

売るもの。

売るものを考える時って、ゼロからだからほんとにあれこれ考えますよね。良いものを、売れるものをつくろうと必死にデザインすると思います。

多くの人への届き方。

ものは消費者に届かないと意味がないですよね。

だから人はマーケティングを考えるわけですが、

じゃあ、今ある手法から何かを選ぶのか。

ものはデザインするのに?

届け方は今ある何かから選ぶの?

「確かに!」って思いませんか。

商品開発などをする際、ある程度全体の流れが見えてると思うんですよ。

ベテランならなおさら。

だからスッとこれまでやってきた経験、知識を元に案が出てくるんですが、その枠に商品を閉じ込めるわけですよね。その枠の中でどう売ろうか考える。

 

枠なしの考え方が、本当のオリジナルを生む

西野さんは枠なしの丸裸で考えるんですよね。

決まり切ったやり方なんて存在しなくて、

「これをやればこうなる」というシンプルな構図を極限まで整理して全力でその通りにやる。

 

僕らは色んな情報に踊らされて、モノを作る時や売る時に一見オリジナリティに溢れているような気もするんですが、それらしい何かをつくっているだけになっているかもしれない。

 

丸裸で全力でぶつかれるかどうか、ここに尽きることを西野さんは教えてくれている。

ここまで徹底して、モノの売り方を考えられる人がどれだけいるでしょうか。

 

さて、西野さんの氷山の一角をかいつまんで参りましたが、これはあくまで僕の捉え方です。

世の中への、みなさんへの愛がいっぱいの西野さんに学ぶことは非常に多いです。

是非まだ読んでいない方は、今話題の西野さんの著書、絵本、インタビュー記事を読んでみてくださいね。