やっちです。
先日はパーティクリエイター/DJのアフロマンスさんと、プロブロガーのあんちゃさんをお呼びしてのトークイベントを開催しました。
イベント開催をしても人が集まらないなんてこと、ありませんか?
「どうしてフォロワーが増えないんだろう」
「どうして人が来ないんだろう」
と思うことも多々あるのではと思います。
色々勉強するものの、結局同じやり方を繰り返してしまったり、日々の忙しさで分析に時間をかけられないこともあるかもしれません。
人が集まる仕組みとはどのようなものなのか、300人枠に28万人の人が応募するイベントの仕掛け人アフロマンスさん、ブログスタートから4ヶ月で37万PV、1年で70万PVを集めるあんちゃさん。
既に短期間で大きな結果を出しているお二人にお話を伺うことにしました。
目次
派手さの裏にある緻密さが、アイデアを形に

アフロマンスさんと言えば、海外から取り寄せた派手なイベントをやる人なんて印象がある人もいるかもしれません。
ノリと勢いで人を集めて、若者の共感を呼び、SNSでバズって、メディアに取り上げられ、いつの間にか盛り上がっていた!!やったぁ!
そんな偶発的なものではないのです。
何を隠そうアフロマンスさんは慎重派であり、石橋を叩いて渡る人であり、勢いだけで動く人ではありません。
その派手なパフォーマンスには緻密なプランがありました。
バズを狙った垂直立ち上げ型と、じわじわ広がるビルドアップ型という考え方で分けています。
1万枚のチケットが即売したSlide the Cityなどは垂直立ち上げ型のスタイル。
今回は垂直立ち上げ型を掘り下げてお話しいただきました。
ポイントとなったキーワードと解説を記載します。
いいものが広がるとは限らない
素敵なものは世の中に受け入れられ、拡散されていく?
それだったら、ひたむきに「いいもの」をつくっていけばいいと思います。
しかし、いいものなのに世の中で知られていないことってたくさんありますよね?
世の中に広がるものには、いいアイデアがある
「なんとなくいい」という曖昧なものではなく、中心にアイデアがある。そして、アイデアとは「何かが新しい」ということ。
それは「組み合わせ」なのかもしれないし、「やり方」なのかもしれないし、とにかく新しいということが大事。
シンプルさ
やりたいことが多くて、コンテンツをつい詰めたがる。複雑なアイディアは何がポイントかわからない。
何が幹で何が枝葉なのか。伝えたいことが伝わること。
価値観のスライド
「イベント」だとありふれているけど、「長期化して場所をつくる」という風にすると、作り始めからニュースで話題になる。
アイディアは慣れ
アイデアマンって色んなアイディアが出せる人?
そうではなく、アイディアマンは制約をクリアし最短距離でアイディアを出せる人。
予算、対メディア、対ユーザーにウケるネタか、環境、ルール、、、それらを抑えて実現できること。アイディア筋を鍛える。そして慣れていく。
一度力をつければアイデアはどんどん出てくる。
人に考えを話すこと
何でも話しちゃう。パクられるものはその程度のもの。
ちっちゃいことでいいからやってみる。まずやってみる
イベント前の準備を考えるぐらいなら、まずやる。足りないものを知る。
シンプルワード化
泡まみれになるパーティではなく泡パなど。人が人に伝えられるとバズる。
宣伝したら宣伝しただけ自分のサイトに返ってくるサイクルをつくる。
ビジュアルは大事
言葉で伝わりにくいことは特にビジュアルで伝える。
記者の気持ちを考えてあげる
PVや視聴率が高まりそう、時流にのってる、素材がそろっているなど。
読者、視聴者に役立つものでないと取り上げられない。
プレスリリースから、個人へのダイレクトメッセージ
最初はプレスリリースで発信を(メディアに企画を一斉配信してくれるサービス)。
その後は記者さんに直接メッセージを一人一人送り取り上げてもらう。距離の近い人をたくさん増やすことも大切。
アフロマンスさんのお話を聞いていて、「アイデアは形にできなければ何も考えてないのと一緒」という言葉を思い出しました。
そして、考えないとアイデアにならない。
考えとアイデアが同時。その慣れがアイディアを形にしていくものと感じております。
それを論理的に体現されているアフロマンスさんだからこそ、多くの人が集まるんですね。
ブログ収益5万で会社辞める。彼女を突き動かしたものとは?

クソマジメゲスブロガーという肩書から始まった、あんちゃさんのブログ、「まじまじぱーてぃ」。
あんちゃさんは昨年1月より、ブログを趣味で始めます。
その後、IT会社を4月で辞めます。
この時の貯金30万、収益5万。
将来に不安はなかったのかを問うと、彼女はこう言います。
思い描いた自分の人生を得たかった。
これを貫くことがどういうことか、私たちに教えてくれています。
ブログのおかげで自分の発信したいことをどんどん発信できるようになった。
他人の目を気にしないで伝えたいことを伝えられるようになった。
そんな風にあんちゃさんは言います。
人に嫌われるかもしれないという恐れは誰もが抱くもの。
しかし、自分をさらけ出さないと自分を知ってもらえないことも事実。
多くの人を巻き込み、人が集まる背景には、どのような要素が大切なのか?
キーワードでピックアップしました。
人間味の発信
自分の人生の開示とビジョンの共有が大切。
失敗、後ろめたいものもすべてネタにしてさらけ出す。
自分の思いを届け、共感する読者が生まれる。
自分と向き合うことから始めることがオススメ。
わくわくこそ、幸せに繋がる
迷ったらわくわくするほうへいく。正直であること。
現状維持は敵
安定は前進も後退もない。自分のやりたいことを抑えてしまうリスクを恐れよ。
お金よりも信用を稼ぐ
とにかく発信すること。学んだ体験や知識はアウトプットで身になる。
そしてそれが信用され、対価としてお金を得ることができる。
インプット→アウトプット→信用化→現金化
自分から動いて共犯者をつくる
SNS、ブログなどで他の人に働きかける。
作りたいものを示し、他の人にも一緒に考えてもらうことで共犯者をつくる。
伝えたい事を死ぬ気で考える
読者の受け取り方を考え、発信の仕方を考える。
ターゲットを意識する
小学6年生とビジネスマンでは言葉の選び方、表現の仕方は全然違う。
誰に話していることなのかを考える。
僕もあんちゃさんのブログ読者なんですが、今回のプレゼンでもまさに誰でもわかるような書き方、表現の仕方をしてくれたなとしみじみ思いました。
お話している通り、層によって表現の仕方を変えるということを体現しているので、僕もこういうことかと納得してしまいます。
アフロマンスさんからあんちゃさんへ

アフロマンス氏: プロフィールで下ネタの印象がすごくありましたが今日めちゃマジメでまったく話していなかったので。笑
自分をさらけ出すというところで聞きたいことがありました。
メディアでキャラを演じてバズってヒットする人がいますよね。
皆さんが僕に求める像は、ポジティブでパリピなアフロなんですけど、正直、ネガティブなことでも思ったことは言いたいし、時に真面目にも語りたい。笑
あんちゃさんも下ネタ好きということで発信していますが、 皆さんの期待との板挟みの中で、キャラクターの攻めぎ合いがないのかなと。
あんちゃ氏: どちらでもよいですかね。笑
自分が役を演じた時に苦しくないかどうかです。
自分が幸せかどうかが基準。実際に私はそんなに下ネタのことを話せません。
私は、それを求めている人がいること自体は嫌ではなく、むしろ嬉しい。
ただ、自分がマジメに話したい時は下ネタは話さないです。
自分が心地良いかどうかが大切です。
あんちゃさんがいかに生きたい人生を送っているかわかる返答でした。
そりゃファンも増えますね。
このあと、仕掛けておいた炒飯ケーキサプライズ作戦が成功。
3/7はアフロマンスさんのお誕生日だったということで用意させていただきました!
この日のフードはVチャー食堂まいど屋の佐藤樹里さんが駆けつけてくれ、米を使わないヘルシーなVチャーを皆さんに披露。
その流れで、炒飯ケーキにさせていただいたのです。

「あ、、、どもっ」というこの表情、たまらんです。

Vチャー食堂まいど屋、炒飯アンバサダーの佐藤樹里さんから説明をいただき・・・

さぁ、みんなで炒飯を食べつつ交流しましょー!!


皆さんに楽しんでいただいた後は、集合写真!

まとめ:相手の気持ちを考え、自分をさらけ出してやってみる
お二人とも、大切にしていることが本質的で共通点があると感じました。
- まずやってみる。そこから考えて改善する
- 相手の気持ちを考える。伝えたいことを伝わりやすく表現する
- 自分をさらけ出す
良いものがあるから勝手に広がっていくわけではなく、自分から動いて周りを巻き込む。
そして相手にわかりやすく伝えることで、相手も周りに伝えやすくする。
広げている本人の人間性がわかることで、さらに信頼に繋がっていくと感じています。
次回のゆるまじ、場所は渋谷のニューロカフェです。
アフロマンスさんのプレスリリースのお話しでも少し触れました、
PRの部分の掘り下げを行います。
ゲストはPRプランナー/ライターのかみむらゆいさん、
世界一周団体TABIPPOの代表、清水直哉さんです。