愛着 -なぜその人から離れられないのか-

やっち論シリーズをはじめます。

やっち論は、やっちが学んできた人の歴史、脳科学、心理の考察から考える、恋愛論になる前の恋愛論です。(30年後にはしっかりまとまっているかも)

本人が楽しみながらのほほんと書いているため、もしかすると役に立たないことばかりかもしれませんので、ご了承ください。

今回は、愛への執着3パターンの特徴と対策についてです。

 

 

溢れ出る感情を抑えつける人々

張り裂けそうなくらいほしい人はいますか?

あなたは本当に、独占欲の強い人ですね。

自分の手中になんか、おさまるわけないのに。

それでも、その人がほしいんですよね。

好きとか愛しているとか、そういう言葉でごまかそうとしても、自分にウソはつけないんですよ。

激しく揺さぶられ暴走した心は、自分で抑えようがないんですよね。

独占したいんですよ。相手を。

相手が他の人と仲良くしていると、モヤモヤするでしょう?

異性とどこかに出かけてしまった彼に、何を思いますか?

どうしようもなくイライラしたり、ぶつけようのない想いに発狂することもあるかもしれませんね。

そんな感情を、理性で抑えようとするのが人間です。

 

 

ドーパミン全開の自分を抑える自分

本能を理性で抑える前提である人間は、考えて恋をしようとします。

考えるというのは、自分にとって得か損か、あるいは周りはどう思うか、尊敬できるかどうかなど、理屈に沿ってその人を見るという意味にしておきます。

相手のステータス(年収、勤務先、外見など)で相手を判断する傾向にあるのは考えて恋愛するためです。

実は、猿と人間のちがいは、理性があるかしかありません。

理性こそ、ある意味では人の恋愛を邪魔するものなのでしょう。

理性が飛んで、本能をむき出しにした人間はどうなるかはご想像のままに。

とはいえ、これを読んで「そうは言っても」と理性が働くのが人間なので、だから社会は成り立っているのです。

本能と理性については、時に本能が勝ることは周知のことと思いますが、実は自分で理性と思っていることが、本能から繋がっていることだとしたらどうでしょう。

どういうことかというと、たとえば自分で選択して買っている服は、本能で「かわいくなりたい」と感じながら、理性で地味な服を選ぶ場合があります。

かわいくなりたいなら、かわいい服を選びそうなものですが、地味な服を着ることで、「自分はかわいいし、愛されていい」という本能を否定しているのです。

なぜ本能への否定が入るかというと、過去に自分の主張に対して否定され続けるような場面があったはずです。

泣いているのに母親が来てくれないようなことがあったなら、自分は主張する価値のない人間であると思い込みます。

このようなことから、恋人に対する愛着が激しい人というのは、その人の元々の人間性というより、幼少の頃にどう育てられたかが関係しているようです。

そんな愛着について研究し、提唱している人がいます。

 

 

愛着理論について

 


実は、最近生まれた娘との関係について考えていて、煮え切らなかったのが以下の2点について。

  • 依存を避けるために赤ちゃんが泣いてもすぐに駈け寄らない
  • 赤ちゃんが泣いたらすぐに駈け寄る

 

長いあいだ世界中で、「依存心が強くなるので、母親は子どもの泣き声に反応してはいけない」説が当たり前とされてきました。

しかしイギリスの精神科医のジョン・ボウルビィやアメリカの発達心理学者のメアリー・エインスワースらによって1980年代に確立されたアタッチメント理論(愛着理論)がそれを覆します。

 

アタッチメント理論(愛着理論)
人間の愛着のスタイルには「安定型」「回避型」「不安型」の3つがあり、それぞれによってものごとに対する認知が異なる。

これは、その人が人間関係を築いていく上でベースとなる認知の様式です。

認知というのは、「その人が、どんなふうにものごとを捉えているのか?」のパターンです。

たとえば、失敗を成功するための材料程度にしか考えない人もいれば、失敗する自分はなんてダメなんだろうと責める人もいます。

恋人と連絡が取れないときに浮気をしているのではないかと考える人もいれば、電源が切れていたり仕事で忙しいのだろうと考える人もいます。

「安定型」の人は他者とのフランクな関係をつくるのが得意です。

「回避型」の人は他者との深い関係をつくることに引け目があります。

「不安型」の人は他者に対する過度の期待から依存やその裏返しの失望、喪失の危機感を抱くという傾向があります。

なぜ愛着理論に注目しているかというと、乳幼児期の特定の人物との愛着形成が、大人になったときの愛着スタイルに大きく関わるためです。

生まれて半年から1年半の間に、赤ん坊の泣き声にすぐに愛情を持って反応する母親の子どもは安定型の傾向を示し、喜怒哀楽をはっきりと示す健全な子に育つそうです。

うちの娘は今4ヵ月なので、もうすぐ半年を迎えるにあたり意識しようと思っています。

 

 

回避型や不安型の特徴

回避型や不安型の赤ん坊は、かまってもらえないので「親には期待できない」という感性が育ちます。

回避型の子どもは親の目から遠ざかるようにおとなしく、形式ばった挨拶をしたり、おもちゃに没頭し続けたりなどします。

親に期待しても何も得られないので「自分でなんとかしないといけない」と学習したのが回避型です。

不安型の子どもは心配性になったり、親をコントロールしようとしたり、逆に拒否したりする行動が見られます。

親への信頼がないのは回避型と同様で、大きくちがうのは「相手を混乱させ振り回そうとする」点です。

他者への高すぎる信頼から、拒絶に対する過度な絶望感を感じるのが不安型です。

恋愛についていえば、回避型の人は基本的に人間関係はネガティブなものなので、「恋愛はめんどうだからしなくていい」と考えます。

彼らにとってセックスは快楽でも安心でもなく、人生の中のひとつのイベントにすぎません。

回避型の人は誰とも深い関係を持ちたくないが、軽い関係をたくさん持ちたい傾向にあります。

だからこそ、自分のやりたいことに人を利用したり、支配欲などの自己愛的な衝動にかられ、誰でもよしとする乱交に走ったりします。

不安型の人は、誰かがそばにいてくれないと落ち着きません。

その人のことを本当に愛しているかは別として、そばにいてさえくれればしがみつきます。

不安型の人にとってセックスは自らの存在を認める行為であり、とても重要な意味を持ちます。

相手からの愛情が感じられなくなればなるほど、身体の関係の欲望は強くなります。

言葉の通り「繋がり」こそ、不安型の人にとって自分の存在を確かなものとすることなのです。

「愛していそうな人」から愛を感じられず、別の人に優しくされ愛を感じた瞬間にそちらに移るということも不安型の人にとっては簡単なことです。

セックスさえできればいい男性と、そばにいてくれさえすればいい女性が、外から見たら明らかにうまくいっていない関係でも長く続くのは、お互いの利点が合致しているからです。

周りにそういう人っていそうでしょうか?

 

 

回避型や不安型に育った大人はどうする?

よく言われるのは心理療法で過去の自分と向き合い、過去の環境や自分をゆるし、手放していく方法です。

精神科やセラピーもありますが、個人的には心理カウンセラーの根本先生を訪ねるのが確実かと思います。公開セッションを拝見した時、プロ中のプロであることを確信しました。

とはいえ日々の生活の中でできることがあるとしたら、安定型の人のそばにいることです。

できれば、安定型の人と付き合うこと。

日本では6割ほどの人が安定型とされています。

どう判断するかで言えば、「そこに存在するだけで、周りに元気や勇気を与えてくれる人」で考えるとわかりやすいです。

必ずしも成功している人、活躍している人がそうであるとは限りませんのであしからず。

 

 

子どもとの関係を築こう

子どもが生まれた人、これからの人には、是非とも1歳半までの間の子どもとの関係に気をつけてほしいです。

怖がらせるつもりはありませんが、親が回避型や不安型の場合、子はそれを確実に受け継ぎます。

もし子どものことを考えるのであれば、自分が安定型になってから子どもを生むのが子どものための愛と言えます。

既に回避型や不安型の子どもがいる人は、自分が安定型になる努力をしつつ、子どもへの愛情を今この瞬間から全力で注ぐことをオススメします。

子どもが親から離れたわけではなく、過去に確実にあなたを不信に思ったことがあったはずです。

親が安心安全な場ではないからこそ、自立するか暴れて困らせるかしか選択肢がなかったんです。

親はボロボロになっても、傷ついても、失敗しても、いつでも還れる場所であることが、少なくとも僕は親の務めと思っています。

還れる場所であれば、物理的なことの支援は少なくても親としての責任は果たしているのです。

必要なことは、愛されている実感だけなのです。

あなたは、愛されてきましたか?

あなたの子どもは、愛されていると思いますか?

 

 

 

【11/4(日)13:00~15:00 『家族をつくるとはどういうことなのか』】@高田馬場

フリーランスの新米パパであるやっちと、起業家パパの大林氏によるセッション&ディスカッションやります。

大林氏は家族第一主義。仕事が入っても「その時間は家族との時間なので。」と断るほど、スケジューリングを徹底されています。

家族時間と仕事との関係性についても、お話しできたらと思っています。

こちらからお話することも用意しているのですが、みんなで家族について考える楽しい会にしましょう。

是非、足を運んでいただけたら嬉しいです!

申し込みはpeatixより。