SF映画好きのやっちです。
この度、ホームシアタールームを作ることにしました。
壁掛けテレビにして、テレビボードを置かずに下はスッキリさせるつもりです。
せっかくなので映画館のようなサウンドを楽しみたくスピーカー、ウーファー、アンプを吟味してみることにしました。
ド素人が色々と調べながら音響を決めていった過程を残しておくことにします。
目次
ひとまず基礎知識
スピーカーは馴染みがありますが、ウーファーとアンプって何かわからなかったわけです。
まずウーファーは低音を担当するスピーカーユニットで、逆に高音を担当するものはツイーターと呼ばれています。
スピーカーって2way、3wayなど種類がありますが、これはスピーカーユニットの数を表しています。
よく見る2wayは、高音と低音担当で構成されたユニット。
3wayはそれらに加えミッドレンジと呼ばれる中音担当がおります。中音は、話し声がそれに当たります。
これらをアーティストに例えてみましょう。アーティストグループはそれぞれの得意な声の領域がありますよね。
当然、3wayの方がそれぞれ担当するアーティストがいて、音質が安定するということもありギャラが高いです。
2wayは高音が得意な人と、低音が得意な人が中音を担当しなくてはならず負担が大きいです。そのため切り替えがスムーズにいかないこともあり、ギャラは二人分です。
それでウーファーがなぜ必要かという話に戻ります。
通常の(安価の)スピーカーは基本的には高音と中音を出すことに長けた構成になっており、低音は出せるものの、重低音に弱いのです。
それを補ってくれる低音担当がウーファーというわけです。
ひとまずホームシアターを、というレベルの人には、高度のウーファーは必要ないものと思われます。スピーカーのレベルによっては、ウーファーは不要になります。
さて、アンプについてはここではあまり掘り下げないようにしておきます。
アンプは5.1chなど複数のスピーカーの出力を一括して調整してくれる機器です。
先ほどのアーティストの話に絡めるならば、オーケストラの指揮者のようなものです。
テレビの機能で、クリアモード、ダイナミックモードなどのモードの切り替えや、もっと細かく高音重視にしたり、低音重視にしたり調整ができますよね。
それらを手動で、かなり細かくできるものと考えてください。
とにかく、スピーカーを一つひとつ調整していては日が暮れるので、全体を統括してコントロールしてくれる優れものなのです。
素人なりに説明してみましたが、伝わりましたでしょうか。そんなわけで、今回触れてみた機器についての話に入ります。
映画を楽しむならこれ。サウンドバーを体感
巣ごもりの方が増えた現在、人気に火がついたというサウンドバーをヨドバシカメラで体感してきました。
さすが話題とされるだけあって、クリアな音声で重低音に負けない、上下左右に広がるサラウンドな音質を楽しめました。
ひとまず体感したのはYAMAHAのものですが、なによりメリットは、コンパクト、ウーファー内蔵、コスパ良し、接続はHDMI1本というところでしょう。
確かに、これ1本あれば十分に映画が楽しめるなと思った印象です。
ただ、個人的な感想として、もう少し音の広がりと重低音の迫力がほしいと感じました。
YAMAHA5.1chスピーカーシステムを体感
2.1ch、5.1ch、7.1chなど、謎の数字をよく目にしました。
これは何なのかを調べると、最初の数字はスピーカーの数、0.1はサブウーファーの数を言うようです。
5.1は、スピーカー5本、ウーファー1本ということですね。
それで、私は前にも後ろにもスピーカーがほしくて、ひとまず5.1chのシステムを探し回りました。
まず目に飛び込んできたのがYAMAHAのスピーカーシステム。
なんだこの安さはと、目を疑いました。
店員さんに安すぎないか突っ込んでみると、ホームシアターの導入を検討するお客様への基本パッケージとのこと。
ではその入門編を体感してみようと、映画を流していただきました。
実はPanasonicの最新テレビを購入したばかりで、音質の良いものを手に入れて気に入っていたのですが、あっという間に覆されてしまいました。
5.1ch、立体的な音の広がりが十分にあり、全体的にはっきりと音が聴こえていいじゃないかと。
安いし、音もいいし、これで決まりでいいのではないかと思ったほどです。
でもそこは早計に決めることなく、他のメーカーも見て回りました。
予算的にYAMAHAか、DENONというメーカーが当てはまりそうでした。
最終的にYAMAHAに戻ってくることとなり、他のスピーカーも見ることにしたのです。
スピーカーはミドルクラス以上が本気でおすすめ
私はそのつもりはまったくなかったのですが、音響沼に片足を突っ込みそうになりました。
もう少しグレードを上げたらどうなるか、聴き比べてみたのです。
試してみたのは、この子たち。
いやもう、十分に映画館。
迫力が十分すぎる。
声もしっかり拾っていて聞きやすいし、銃声や爆発音の細かい音をよく拾っていました。
ところがもう少しグレードを上げるとやはり差があったのです。
さきほどの500シリーズでも大満足だったのに、さらに上をいく700シリーズ。
特に重低音の響きは、まさに映画館で感じていたものに近く、恐れ入りました。
ウーファーは出力数が多いほど対応できる(音を拾える)重低音が増えますので、その差がはっきりと出ています。
また、箱の中身のつくりによって、響き方が変わってくるようです。そこはあまり詳しい話は聞かないことにしました。
ちなみに、これ以上いきますと予算を超えるのもありますが、ほしくなってしまう自分が生まれるのではと、恐怖であえて体感しませんでした。
予算、サイズなどでセットを調整
スピーカーシステムは、シリーズをすべて同じにする必要はありません。
重視するのはセンタースピーカーなのか、フロントスピーカーなのか、アンプなのか、ウーファーなのか。
予算はどれくらいあるのか。
サイズはコンパクトがいいのか、ある程度大きさがあってもいいのか。
実は、最初見ていたセンタースピーカーはものすごく安いものだったのです。
コストを落とすならこれだなとまず考えました。
そして店員さんにはっきり言われたのが、センターだけ質を落とすと、確実に話し声などは物足りなくなるということ。
確かに、話し声だけが聞こえづらくて音量を大きくすることってあるなと。
そこにストレスを感じるのは嫌だったので、センタースピーカーはせめて500シリーズに。
今回、フロントスピーカーはなしにして、天吊りもしくは壁掛けスピーカーにしたかったので、少しでも小さい700シリーズを選択。
ウーファーは、十分な迫力を見せてくれた500シリーズ。
最後にアンプは、初心者の入門編ということで安いのにしようとしました。
しかしネットワーク化を考えるとこちらのほうがということで、店員さんのおすすめを選択。
全部で、20万弱のお買い物となりました。
せっかくのホームシアター、満足いく買い物を
何もわからないところからスタートし、なんとか5.1chの構築の準備が整いました。
私は床になるべく物を置きたくなかったのと予算重視だったので、コンパクトな天吊り・壁掛けできるタイプを選びました。
スタンダードなやり方はスタンドタイプのものをフロントスピーカーとして使う方法のようです。
物によっては、スタンドスピーカーのみでウーファーが必要なくなることもあるとのこと。
ウーファーは重低音を補うものですから、そこがしっかりしていたら問題ないわけですね。
ちなみに、私はディスプレイについてはプロジェクターではなくテレビにしました。
これはスペース的な問題ですね。
そして忘れがちなのがHDMIケーブル。
YAMAHAでは、アンプに接続するためのスピーカ―ケーブルが各スピーカーに付属されています。
ただ、アンプとテレビを繋ぐHDMIケーブルは付属されていません。
しかも、通常のものではなく専用HDMIケーブルが必要になり注意が必要なので、店員さんに確認すると良さそうです。
【今回、選択したセット】