抱え込まないで。育児放棄しないためのベビーシッター利用のススメ

 

兼業主夫のやっちです。

「昨日も今日も子どもの世話で、やろうと思ったことができなかった……」

そんな風に思うママ、多いですよね。

育児は予定調和が通じるものでもないので、決めていたスケジュールをこなすのはかなり困難です。

実家を頼れず、パパも仕事で忙しい……

そんなママと家族にとって強い味方、ベビーシッターや保育サービスの利用を考えたことはありませんか?

ただ、考えるだけでやめてしまい結局利用できていないのでは?

とても真面目だからこそ、抱え込んでしまうお母さん! 今の状況はあなたのせいじゃないんですからね!

 

 

日本は父親の育児参加率が低い

ベビーシッターの利用率が低いこともそうですが、まず注目すべきは日本の父親の育児参加率が低いことです。

リンナイ株式会社の日本、韓国、アメリカ、ドイツ、スウェーデン、計5カ国の25~39歳の働きながら育児をする女性計500名(各国100名)を対象にした調査では、以下のような結果が出ています。

 

  • 自分(母親)の育児の点数は、日本の平均点が5カ国中最も低いことが判明
  • 育児の分担において日本は父親の分担度合が最下位に
  • 日本で”ワンオペ育児”と感じているワーキングママは6割超
  • 毎日育児へ参加している父親が最も多い国はスウェーデンで7割以上!一方、日本はわずか3割
  • 育児が楽しいと感じているワーキングママはアメリカが最も多く9割以上という結果に!
  • ベビーシッターを頼んでいる国1位はアメリカ。保育サービスはスウェーデンが1位で8割近くが利用
  • 日本はベビーシッター、保育サービスどちらも利用率最下位に

-リンナイ調べ

 

お父さんはなぜ、育児に参加しないのでしょうね。

時事通信社の全国で20歳以上の男女2000人を対象に面接聴取法で行われた「父親の育児参加に関する調査」によれば、以下のような結果が出ています。

 

出典元:時事通信社

日本の男性が育児参加する割合が低い理由をたずねたところ、

「仕事に追われて、育児をする時間がとれないから」(68.2%)が圧倒的に多く、

次いで、「『育児は女性の仕事』と考えているから」(39.5%)である。

時系列で見ると、この傾向が確実に定着している(図4)。

性別に見ると、「仕事に追われて、育児をする時間がとれないから」(男性70.3%、女性66.4%)は男女に大きな差はないが、

「『育児は女性の仕事』と考えているから」は男性(32.1%)より女性(46.3%)に多く、14.2ポイントの開きがある。

引用元:一般社団法人中央調査社 / 父親の育児参加に関する世論調査 

 

仕事の多忙さは仕方ない面もあるかもしれません。

ただ、4割弱のお父さんがおっしゃる「育児は女性の仕事」と考えていることは、話し合いの余地がありそうです。

子どもが生まれて思ったのですが、父親が育児をするしないという話は、父親がやる意思があるかどうかだけだと感じました。

というのも、なんだかんだで本能で母親が先に動きます。

ただでさえ、脳で考えたことを命令し身体が動くまでに時間がかかる男性なので、追いつけるわけがありません。

となると、先回りして計画しておくか、母親がやろうとするのを止めて率先して自分でやるしかありません。

少なくともインタビューさせていただいたご夫婦や、私のまわりのご夫婦に聞いた話では自発的に行動する父親であることがよくわかりました。

育児への参加は、仕事や身体的なことなど仕方ない理由を除いて、父親の意思がすべてと言っていいでしょう。

 

 

日本のベビーシッター利用率は最低レベル

リンナイ株式会社の調査で、「あなたは子育てにあたって、以下のそれぞれのサービスを定期的に利用していますか。」という質問の結果は以下の通りです。

出典元:リンナイ

日本はベビーシッターが7%、保育サービスでは25%となっています。

アメリカでは2人にひとりがベビーシッターを活用、スウェーデンではおよそ8割が保育サービスを活用しています。

ヨーロッパではベビーシッターの価格が低く利用しやすいことは有名です。また、アメリカのケースでは1時間あたりの平均利用料がもっとも高いと言われるサンフランシスコでも、子ども1人の場合は1時間17.34ドル(約1992円)となっています。

では、日本でベビーシッターの利用が消極的なのは価格が高いからでしょうか。

どうやらそうでもないようなのです。

 

ベビーシッター利用を拒む心理的・社会的風潮

日本人がとても生真面目な性分を持っていることは知ってのとおりです。

それもあってか、日本では「子どもの面倒は親が見るべき」という風潮が強いです。

預けるにしてもおじいちゃん、おばあちゃんまでは許されており、第三者に委託するとなれば冷たい目線が注がれます。

どうやら、サービスの普及や価格面というよりはまわりの目を気にするというのがベビーシッター利用を止めているようです。

ただ、ユニセフの調査によれば、日本の子どもが抱える孤独感は世界でもトップレベルで高く、まわりの目を気にしている場合ではない現実があります。

ベビーシッターを利用する親を見て「子どもがかわいそう」と言う人たちがいますが、実際にかわいそうなのは子どもたちなのです。

拡大家族時代を生きた、社会に支えられ子育てをしてきた世代間ギャップは当然です。

しかし、核家族・共働きが当たり前の私たちは、現実に子育てがとても困難になっています。

世間が「子どもがかわいそう」という目線を持てば持つほど、親は苦しみ、結果として子どもが苦しむ循環を作り出すと思っています。

 

 

育児を楽しめる社会が、子どもを救う

「自分たちが楽しむため」にベビーシッターを利用する欧米とちがい、日本では「仕事のため」に利用する人が大半です。

「リラックスしてくるので、よろしく!」と「苦しいから助けて!」という明確なニュアンスのちがいがありますね。

時代の流れはもちろんではありますが、本来であれば子どものことを中心に育児は考えるべきもの。

子どもが孤独を抱える国として、今やるべきことは明確のように思えてなりません。

両親が楽しみながら子どもと接することができる環境づくりこそ、今も昔も変わらない育児の姿と考えています。

そして、両親が楽しむための手助けとして、ベビーシッターや保育サービスがあると思うのです。

バイリンガルシッターが多く、習い事や家事までお願いできるピックシッターというサービスもありますよ。

社会がそれぞれの家族の子育てについて、温かい目で見守る寛容な心を持つことで、自ずと仕組みが整ってくるのではないでしょうか。

フリーランスで比較的に家にいることの多い僕ですらベビーシッター利用者です。

引き続き困ったときにはお願いすることで、まわりの人にも広げられたらと思っています。

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