兼業主夫のやっちです。
カップルも夫婦も、家事分担に頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか。
ルールを決めよう、きちんと言葉にしよう、男をアゲよう、巷では定番のフレーズが溢れています。
たくさんのデータを用いて、家事分担の男女比の理想は◯◯%なんて言われても、よくわからないですよね。
なんとなく頭では理解できても、なかなか実行できない人もいるのでは?
そんな人に、今すぐできる法則をプレゼントします。
男性に家事をお願いするときの備えはこの法則だけでOK
次の法則を使えばひとまず女性→男性のコミュニケーションはバッチリです。
相手にどんないいことがあるか。
自分は、相手に何をしてほしいのか。
自分はそれをしてもらったらどうなるのか。
これらを簡潔に、わかりやすく伝えるとうまくいきますよ。
ちなみに、男性によく見られる3つの特徴に基づいています。
☑お願いに対してまずメリットを考える
☑できる限りパートナーのお願いを叶えたい
☑ストレートに伝えないとわからない
常にこの法則を意識しながら話してみると、家事分担の流れがスムーズになります。
たとえば、仕事から帰宅してすぐの会話。
「お疲れ様。今日はあなたの大好きなビーフシチューだよ。私、これから洗い物やろうと思うんだけど、お風呂洗ってもらえたらうれしいな」
- 相手のメリット・・・ビーフシチュー食べれる
- お願い・・・お風呂洗ってほしい
- 自分の感情・・・うれしい
言い回しは自由ですが、できるだけシンプルに法則に当てはめられたらいいと思います。
「ちょっと手が離せないから、お風呂洗ってもらえる?」と言うよりは、聞いてもらえそうな気がしませんか?
このような言い方はどうでしょうか?
「今度の木曜日、美容院に行こうと思っているの。前にあなたが気に入ってくれた、黒髪ストレートにしてくる。遅くなりそうだから、夕飯お願いできたらうれしいな」
- 相手のメリット・・・気に入っている黒髪ストレートが見れる
- お願い・・・美容院に行きたい、夕飯を作ってほしい
- 自分の感情・・・うれしい
「木曜日、美容院行きたいから帰り遅くなる。夕飯お願いしていい?」よりは、気持ちよくごはんを作れそうな感じがしますよね。
本当に、ちょっとした言葉を添えているだけなのです。
相手にとってうれしいことってなんだろう?
そんなことを日頃から考えられたら、難しいことはないと思います。
法則を使うには、相手を知っているかが大事
いくら相手にとってメリットがありそうなことを伝えても、響かなければ効果はありません。
「こう言われたらうれしいはず」ではなく、相手がうれしいこと、喜ぶものは何かを知っている必要があります。
カップルにしても夫婦にしても、「男性(女性)はこうされたらうれしいはず」という思い込みで行動してしまうことがあります。
男性や女性の傾向についての話はみなさんもよく目にすると思うのですが、それはあくまで傾向です。
その人には、その人にしかない特徴があるはずなので、好き嫌い、趣向については日頃からよく観察してみることが大切です。
そのためには、コミュニケーションの頻度を増やす必要があるかもしれませんし、いつもとちがう一面を見るためのアクティビティの活用も効果的です。
たくさんのシーンで、パートナーのまだ知らない一面をいろいろな角度から見れるといいですね。
知識よりも、相手への優しさを持とう
相手に動いてもらう必要があるとき、なんだか申し訳ない気持ちになる人もいるでしょう。
あるいは、日頃の忙しさから、つい事務的な会話になったり、簡潔に伝えてしまうこともあるかもしれません。
ただ、これだけは覚えておいてください。
前向きな会話であれば、楽しくなり将来が明るくなるのはわかると思います。
しかし、話していれば気まずいことも、喧嘩になりそうなこともありますよね。
それでも、2人にとってそれは前向きな会話なのです。
特に、話しづらいような話を持ち込む勇気に感謝すべきですし、2人の成長へのきっかけになります。
そして、その勇気に応えることも、パートナーシップなのです。
話を持ち込むほうにも、応じるほうにも、お互いに敬意を表しましょう。
今回お話した法則は、知識やテクニックのためのものではありません。
相手を知ること、そして相手への優しさを持つきっかけにしてほしいと願いを込めました。
円満なカップル・夫婦が1組でも増えたらうれしいです。

内閣府が提供する、夫婦が本音で話せる魔法のシート「◯◯家作戦会議」も使ってみるといいかも!