「自分が悪い」と落ち込む時期だからこそ、ダメな自分を甘やかす

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やっちです。

平成も終わりますね。

春は、終わりとはじまりの季節で感覚的にはいつもと変わらないんですが、元号が変わるとなると身構えてしまいます。

さて、みなさん落ち込んでいませんか?

この時期って動物の本能的に落ち込みやすいって知ってました?

人類が与えられた気候に対して、自らを変えて対応していく働きを「気候順応」といい、生物が環境に対応して自らを変えていく作用を「適応」という)。

人間という生物の気候に対する適応が気候順応ということである。

ところが、時期や場所など特定の環境下で、適応や順応がうまくいかない人がいる。

特定の季節に限って天候の変化に適応できない人が、まず精神的ストレスを招き、次に肉体的異常を訴えるようになる。

前者のような例の一つとして「うつ病」があり、それに伴う自殺や、喧嘩、交通事故が発生しやすいという意味でうつ病も一種の季節病とみなすことができる。

病気の発生頻度や症状の程度が季節に左右される場合、これを季節病というが、日々の急激な気象の変化や、移動に伴う急激な気候の差が関わっているとすれば、気象病とも気候病ともいえよう。

季節病や気象病は、すでにヒポクラテスの時代から知られていたとされ、彼の言葉「夏に調子がよいか逆に病気になる者がいる一方で、冬に調子がよいか病気になる者がいる」から伺える。

それは一般の心身ともに健康な人たちの一般感情であり、「季節性感情障害SAD(Seasonal Affective Disorder)」となると、食欲不振、睡眠不足、登校拒否などを訴える。

アメリカの一部の精神科医らは、むしろうつ病の人たちの「体内時計」は普通の人より進歩していると、臨床結果から唱えている)。

-立正大学地球環境科学部論文より引用

 

僕も昨年、なぜかやる気が出なくて、どうしてなのか疑問だったのでいろいろ調べていたんですけど、人によって落ち込む時期があるみたいなんですよね。

 

 

落ち込む時期は「自分が悪い」と責めないのが鉄則

落ち込む時期って自分を責めがち。

恋人とのケンカ、仕事のパフォーマンスの低下、普段の生活がうまくいかなかったりなど、ストレスとなることがあります。

「なんて自分はダメなんだ」

そう考えて、いかに自分が悪いかを列挙したり、自分にどのような原因があるかを立証する先生になってしまいがちなんです。

でもこれ、いつもの自分ではないパニック状態であることを知りましょう。

いつも落ち込んでいる人は抜け出す努力が必要かもしれませんが、一時的な落ち込みについては、たまたまそのとき落ち込んでいるだけなんです。

ネガティブを悪とし、ポジティブを正義とする人にありがちですが、落ち込みは自然現象なので、まず受け入れてあげることが必要です。

 

 

ダメな自分を徹底して甘やかす

落ち込んでいると、考えることすべてがネガティブになってきます。

将来のことであればうまくいくはずがないと考えますし、人間関係のことであれば自分は嫌われているかもしれないなどと考えます。

それであれば、「この時期は考えるのをやめましょう」と言ったって無理な話ですので、自分の気持ちを高めてくれる時間を増やすことが大切です。

散歩、旅行、ヨガ、スポーツ、森林浴など、なんでもいいのですが自分にとって心地よいことをできるだけ多く予定に入れましょう。

もっとも身近でできることと言えば、部屋の片づけですね。

すっかり世界中で有名になった「こんまりさん」の本を読んでみるのもいいのでは。

 

 

自分の特性を知っておく必要性

年間を通して自分を観察していると、時期によって浮き沈みがあることがわかります。

2020年はEDiT週間A5ノートから、1日1ページにしてみる

いいことがあれば喜び、悪いことがあれば悲しむのは当然です。

自然法則的に「そうなりがち」な自分を抑えておくと対処がしやすくなります。

僕は2018年から手帳に自分の行動と感じたことをメモするようにしてみたんですが、後から振り返ったときに思わぬ発見がありました。

きっとこうであろうと思っていた自分のことが、客観的に見たときにまったくちがうものになることがあります。

それは、たとえばポジティブでいつも全力な人が、「自分はポジティブである」と思い込もうとするようなもので、実際は心が疲れている状態です。

そういった場合、ポジティブであろうとするよりも、ネガティブな自分を受け入れてネガティブなりにやれることを考えたほうが自分へのダメージは軽くなります。

他にも、「世界を旅することが自分を発見する唯一の手段である」という人がいるとして、実は本やコミュニティの影響によるものである場合があります。

振り返りによって、自分は世界にまったく興味がなく、日本で過ごすことが最高の至福であることに気づくこともあるのです。

そのように、まずは自分がどのようになりがちな人間で、何をすると高揚する傾向にあるのかを観察する時期というのは、誰にも必要なのだと思います。

落ち込みがちなみなさん、ご安心ください。

たまたま落ち込んでいる時期なだけで、もうすぐ晴れて元気になるかもしれません。

そのときのために、内省することでエネルギーを溜め、より遠くに飛び出せるようにしておきましょう。

 

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