妻と付き合うきっかけは夏祭りだったやっちです。
夏って視覚的にも肌の露出が増えてドキドキしますよね。
肌と肌が触れる機会も増えてホルモンが刺激されていることをご存知でしょうか?
実は、アメリカの実験では多くのシーンでスキンシップによる効能が証明されているんです。
恋をするとキレイになる
恋をすると、好きな人のためにメイクやファッションに気合いを入れますよね。
ダイエットをがんばる人もいるでしょう。
では、痩せてメイクがばっちりだからその人がキレイに見えるのでしょうか?
キレイに見える大きな理由は、身体の中で変化が起きていることです。
脳から分泌されるオキシトシンという幸せホルモンが、ストレスを緩和して幸せな気分にしてくれるそうです。
女性って本当に恋しているときは変化がわかりやすいですよね。
「あ、恋しているでしょ」って先輩や友人に言われたことありませんか?
恋愛は脳を刺激し、身体に影響を与えるようです。
オキシトシンは子育てにも影響があります。
オキシトシンで満たされたお母さんに育てられた子供は、オキシトシンで満たされ、コミュニケーション能力の高い子に育つんだそうです。
自分を満たすことで子供に効能があるってシンプルですね。
いいことづくしの幸せホルモン、オキシトシン。
どうせなら、もっと多く出ればいいのに! と思いませんか?
オキシトシンの分泌に最も有効なことは、触れることなのだそうです。
スキンシップ実験で証明される効果
アメリカで行われたある研究によれば、多くのシーンでスキンシップによる効果が証明されています。
先生が生徒の肩に手を置くスキンシップで、生徒が授業に積極的に参加したそうです。
アスリートはチームメイトとハグをすることで、試合のスコアがよくなったそうです。
お医者さんが患者の腕に軽く触れるだけでも、患者さんの信頼が増すとのこと。
大勢の前でのスピーチ前に握手やハグをして臨むと、そうでない人と比べ、血圧、心拍数、ストレスホルモンのコルチゾールの上昇も緩やかだったなんて結果も出ています。
これらを聞いただけでも、触れることの効果を感じていただけたのではないでしょうか。
日本人はスキンシップに敏感、そして苦手
さて、私たち日本人は、触れる、触れられることにとても抵抗があります。
恥ずかしがり屋が多いこともあるでしょう。
しかし痴漢、セクハラなどに常にピリピリしている環境もあると考えています。
その反面、触れることに抵抗のない(むしろ触れたい)相手に対してはとても安心感を覚えます。
恋人でなくても、触れられるぐらい安心できる人っていますよね。
ハグができる間柄ですと、わかりやすいのではないでしょうか。
触れられる人にたどり着くまでに、大きなハードルがあるようです。
握手やハグが挨拶として当たり前になっている欧米とは、異色の習慣ですね。
とはいえ、”触れる”ことでストレスを軽減し、幸せな気持ちになり、長生きもできることが実験でわかっているとしたら、やらない手はないと思います。(アメリカの20秒ハグ実験より)
スキンシップが苦手な人こそ試してみよう
そんなわけで、何か数値としてデータがあれば一番いいのですが、そのようなものはないので「やってみよう!」ってことですね。
フィンランドのアールト大学とイギリスのオックスフォード大学の研究グループが作った「ボディマップ」(引用元:HUFFPOST)によれば、人には性別や関係性によって触れられていい箇所、悪い箇所があるようです。
触れる箇所によってそれぞれ別の反応があるとしたら、触れられた箇所によってその人のことを好きになっていることもあるかもしれないってことですよね(手、肩、頭など)。
カップルカウンセリングをやっていてわかったことですが、夫婦仲で悩んでらっしゃる方は、触れる機会が少ないことがわかっています。
スキンシップの効能から推察するに、仲がいいから触れるというよりは、普段から触れているから仲がいいのかもしれません。
是非とも触れ合ってみて、言葉だけではない非言語コミュニケーションを試してみてくださいね!