ストレスを溜めて発散させるより、受け取るストレスをゆるませればいい

 

ゆるみ案内人のやっちです。

身体をゆるませることでストレスや疲労をできるだけ溜めないカラダづくりを探求しています。

現代人ってストレスだらけですよね。

そしてストレスは何かで発散させようとしますよね。

旅行に行ってもいいし、おいしいご飯を食べてもいいし、ショッピングをしてもいいし、マッサージに行ってもいいし、運動するのもいいでしょう。

ストレスが溜まっていたほうが、お金を使うので経済が回ります。

みんなのストレスのおかげで社会が成り立ち、私たちは生活ができています。

なので、ストレスを溜め続けましょう!

……とはならないはずです。(そう信じたい)

ストレスや疲労は溜めないほどカラダのパフォーマンスが上がり健康につながります。

そんなわけで、今回はストレスを受けること自体に注目して、ストレスを受け流せる人になろう!といったことを書いてみたいと思います。

 

ストレスが先か、快感が先か

厚生労働省のe-ヘルスネットによれば、ストレスの意味は下記のように書かれています。

 

外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のこと。 その原因となる外的刺激(ストレッサー)とそれに対する私たちの心身の反応(ストレス反応)とを合わせてストレスと呼ばれることもある。 外部からの刺激によって、身体に生じた反応を意味しています。

 

外部からの刺激による反応、これは身体の痛みだけでなく、例えば言葉による暴力により心に傷を負うこともありますね。

あるいはその環境にいること自体が心地悪いと感じることもあるでしょう。

禁煙者が喫煙できる店にいると不快でしょうし、電車で隣の人がずっとくしゃみや咳が止まらない状態でしたら嫌ですよね。

何かされたわけでもないのに、なんとなくストレスが溜まるという人もいると思います。

ストレスは必ずしも具体的に何かを与えられ生じるものではなく、本人が意識できないことでも溜まります。

なので、自分が何にストレスを感じるかは、自分で調べてみることが必要です。

多くの人は自分が何にストレスを感じるかを知らないまま、なんとなく温泉に行ったり自然に触れたりしてストレスを流しています。

それを繰り返していると、カラダとしては「ストレスを受けた!だからそのうち心地いい場所に連れて行ってくれるはずだ」と覚えてしまうんですね。

するとどうなると思いますか?

快感を得るために、ストレスを受けようとするんですよ。

本来は「ストレスを受けてしまった」から「ストレスを発散させよう」でした。

それが、「快感がほしい」から「ストレスを受けよう」になるんです。

これ、恐ろしい発想だと思いませんか?

冷静に読んでいると他人事かもしれませんが、多くの人はこれをやっています。

ストレスと向き合うとは、つまり自分と向き合うということです。

ストレスが大好きな人ならまだしも、できれば溜めたくないということでしたらストレスへの理解をもう一歩進めてみませんか。

 

ストレスを溜めにくい人の特徴

ストレスを溜めにくい(ストレス耐性が高い)人ってまわりにいますよね。

2つのタイプがあると考えます。

鈍感か、流すことがうまいか、です。

鈍感な人ってストレスがかかるような事態が生じても、気づかないので流せます。

無意識に流しているということです。

注目すべきはストレスを意識的に流すことがうまい人です。

意識してやっているということは、技術を使っているということです。

ということは、再現性があるので誰もができる可能性があります。

まずはストレスを溜めやすい人の特徴を考えてみましょう。

  • まじめ、几帳面
  • 努力家
  • 完璧主義
  • 協調性が高い
  • 気持ちの切り替えが苦手
  • 自分でコントロールできないこともコントロールしようとする

 

よく言われることのみピックアップしてみましたが、聞いたことがある人も多いと思います。

なぜこれらの特徴があるとストレスを溜めやすいかというと、社会の荒波を真正面から受け止めるヒーローだからなんですよね。

ところが、みんながみんな超人ではないわけです(時折、超人がいてしまうからこそロールモデルにされてしまうのでしょう)。

仕事をまじめに、完璧に、みんなの意見を取り入れながら進めていると必ずコントロールできない事態や、ミスが生じますよね。

そして自分を責め、いつまでも落ち込んでしまうのです。

こんな無理ゲーを繰り返していたら、やがて倒れることになるって容易に想像がつくはずなんですが、当事者は気づけないんですよね。

なぜなら、うまくいかないのは自分の努力が足りないからと思い込んでるからです。

これは戦後教育の賜物です。

私たちは努力し結果を出せば褒められることが繰り返されてきました。

努力して結果が出なければすべてダメと判断してしまうんですね。

さて、ストレスを溜めにくい人はどうでしょうか。

まとっている空気でまとめると「のほほんとしている」ということになります。

  • 何が起きても「まぁなんとかなる」と思っている
  • マイペースである
  • 自分が大切にしている価値観を最優先にしている

 

究極は仏の領域になってきますが、そこまでの域に達している人は稀です。

この、なんとかなる精神でいるための技術を述べていきます。

 

ストレスを受け流す人になるために

前提として、現代社会を生きている以上はストレスを完全に失くすことはできません。

なので完全無欠の方法を得ようとする人が稀にいますが、その方法はないとまず知ってほしいです。

仏を目指し出家している人ですらそうなのですから、その領域に常に身を置いていないわれわれがストレスを失くすことは困難です。

確かに性格や性質でストレスを溜めやすい、溜めにくいことはあります。

しかしスタートラインが異なるだけで、誰もがストレスを溜めにくくする技術を身につけることができます。

ストレスの捉え方を変えるだけで、少しでもカラダをゆるくすることはできるのです。

結論からいうと、ストレスを真正面から堂々と受けないことです。

例を挙げましょう。

あなたは5歳の母親です。明日は早朝ミーティングで家を早く出なくてはいけません。とにかく早く子どもを寝かせ、家事を片付けて自分も寝たいところです。上の子が遊んだおもちゃを片付けずに歯を磨いて寝ようとしています。あなたは何度言っても聞かない子どもにストレスを溜めるでしょう。そこで追い打ちをかけるように「たくさん出しちゃって大変だから、ママやっておいて~」と言われたとしましょう。あなたは「遊んだものは自分で片付けなさい!」と言うでしょう。そして子どもが「寝るお支度で忙しいから~」とけらけら笑ってトドメを刺してきます。

これが小さな子を持つ母親の日常です。

これらを聞いて、共感する人しない人がいます。

ストレスが溜まる人は、子どもたちがすることを全力ですべて受け止めようとしています。
いいお母さんですよね。

ただ、全力で受け止め続けるのは容易ではなく、今度は自分がダメになってしまいます。

そのようなことから、流水のごとくただ流れるように受け流すことが大切になってきます。

まず知っておくと便利なのは、子どもたちは理性よりも本能が優先されるということです。

まじめな人ほど、順を追って「きちんと」物事が進んでいくことが快感です。

ただし必ずしも人はそのように動きません。

子どもならなおさら、母親が理性で考えたことをそのままなぞるのは困難です。

では、本能にフォーカスしたとして、どのようにアプローチが変えられるでしょうか。

子どもはおもちゃで遊んでいたら眠くなってきたので、寝ようとしています。

実は、子どもは遊びに使ったおもちゃを使ったら片づけなくてはならないことなんて知っているのです。

でも眠くなってきたから、本能を優先しているのです。

なので、「片づけるの明日の朝にする?」と聞きます。

すると頷き、歯を磨いて寝ます。

翌朝、こちらから何も言わずとも自ら片づけていたりします。

明日の朝片付けなさい、ではなく、片づけることは前提にして、明日の朝にするかを本人に決めさせたのです。

これは一例にすぎませんが、言い方を変えるだけで自分と相手の要望を同時に叶えたことがわかるでしょうか。

テクニックとしてこれを使いましょうと言っているのではありません。

ストレスを溜めにくい人は、正面からぶつかっていく姿勢ではないということです。

自分の描いた理想のストーリーを叶えようとするのではなく、目の前のことに対して柔軟に対応していきます。

やればなんとかなると思っているし、相手をコントロールできると思っていないし、何事もほどほどでいいと思っています。

だから、一般的に正しい道でなかったとしても、こうしたらどう?と言えるのです。

最悪、子どもがずっとおもちゃを片付けなかったり、寝る時間になっても寝なかったとしても、結局はいつか片づけるし、寝るのです。

そして子どもは、おもちゃは片づけないと他のもので遊ぶのに邪魔である、早く寝ないと朝起きるのが遅くなってゆっくり遊ぶことができないと知ります。

 

ストレスは常に自分から起きている

誰かのせいでストレスが生まれると思っている人も多いでしょう。

しかしストレスにはそもそも実態がありません。

あくまでイメージです。

イメージするのは自分です。

自分が、何かを見て、何かを感じ、結果としてストレスになっています。

自分が自分のやることに対してイライラしているならストレスになるでしょう。

自分のやることが喜びなら、ストレスにはなりませんね。

目の前のことをどう捉えてどう感じるかで、ストレスになるかどうか変わってきます。

家事だって必ずしもストレスとはなりません。

家事を好んでやる人もいるのです。

先ほどの例では、表面的には子どもにイライラしているものと思うかもしれません。

でも実際は、次の日に早起きをしなくてはいけないことがストレスになっていたり、寝坊したらどうしようと不安なのかもしれません。

知ってか知らずか、ストレスを溜めにくい人はこんな技を使っています。

それは、イライラしたときに「イライラはどっから来たのだろう?」と、目の前のことから意識を飛ばすことです。

アンガーマネジメントなんてものがありますが、その方法として6秒ルールがあります。

目の前のことからいったん距離を置いたり、深呼吸して自分を取り戻そうとする試みです。

それと同じように、起きたことについて自分に問うことで、冷静さを取り戻すことができます。

ストレスを感じることは必ずしも不幸ではなく、むしろ自分がどうしたらストレスを感じるかを知ることができる機会となります。

相手自体をストレスと感じるのではなく自分から起きているものと知ることができたなら、どう向き合っていくかを自分で決めることができます。

すごいスキルを身につける必要なんてまったくありません。

少しだけ視点をずらし、自分が捉えているストレスを正面から受け取らず、流していきます。

大抵、ストレスを与えてくると思われる対象は、こちらが捉えるほど深刻ではありません。

むしろ何も考えていないと言っていいでしょう。

それに対してこちらが全力でエネルギーを注ぐなんて、コミュニケーションがかみ合っていません。

向こうがふざけるならば、こちらもふざけるぐらいでちょうどいいです。

そんなわけで、ストレスをゆるませてみようという話でした。

 

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ゆるみ案内人 | やっち